環境省は、宮崎県での高病原性鳥インフルエンザ発生(家きん国内40例目、野鳥国内35、36例目)に伴う野鳥緊急調査の結果を公表した。この調査は、宮崎県児湯郡新富町の鶏農場及び宮崎県西諸県郡高原町で回収された野鳥死亡個体における高病原性鳥インフルエンザの発生を受け実施されたもの。令和3年2月4日、同県児湯郡新富町の確認を受けて指定した野鳥監視重点区域にある渡り鳥の飛来地等17か所において、検査優先種1(4種)、検査優先種2(3種)、検査優先種3(9種)、合計(16種)の調査を実施した。また、同年2月7日、同県西諸県郡高原町の確認を受けて指定した野鳥監視重点区域にある渡り鳥の飛来地等10か所において、検査優先種1(4種)、検査優先種2(5種)、検査優先種3(6種)、合計(15種)の調査を実施した。生息状況調査、死亡野鳥調査等の結果、いずれの調査においても、野鳥の大量死等の異常は確認されなかった。同省では、引き続き野鳥監視重点区域における野鳥の監視を実施するという。