気象庁は、2020年(1月~12月)のCO2の観測結果を取りまとめ、地上観測地点・観測船による北西太平洋域の洋上・航空機による日本の南東上空の濃度はいずれも観測史上最高を更新したことを発表した。同庁は、地球温暖化の主要因である大気中の温室効果ガスの観測を、日本を含む北西太平洋域の陸上・洋上・上空で立体的に行っている。国際協働研究プラットフォーム「フューチャー・アース」のコアプロジェクトであるグローバル・カーボン・プロジェクトでは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う移動制限措置等の影響により、2020年の世界の人為起源のCO2排出量は、前年に比べ減少したことが報告されているが、その減少量は大気中のCO2濃度の自然変動の範囲内であり、大気中のCO2濃度の観測データからは検出できなかった。日本付近における大気中CO2濃度は引き続き増加しており、同庁は今後も監視を継続していくという。
情報源 |
気象庁 報道発表資料
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機関 | 気象庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | 地球温暖化 | 温室効果ガス | 気象庁 | 航空機 | 自然変動 | 観測船 | CO2濃度 | 地上観測 |
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