神奈川県藤沢市は、企業・学識経験者・藤沢市で構成する「藤沢市地球温暖化対策研究会」を発足させた。同市は2021年2月に、2050年までのCO2排出実質ゼロ等を掲げた「藤沢市気候非常事態宣言」を発出し、市域の温室効果ガス排出量の約8割が製造業・オフィスビル・商業施設・運輸部門で占めている中で、環境フェアやクールチョイス事業の動画作成など温室効果ガス削減のための企業との連携を推進している。今回、「ゼロカーボン」の実現には、行政だけではなく、市民・事業者など、あらゆる主体が広く情報を共有し、協働して取り組むことが重要であることから、研究会を発足させた。同研究会は、様々な業種の企業と専門知識を有する学識経験者で構成され、企業と行政が抱える課題や考え方などを共有しながら脱炭素社会の実現に向けて地球温暖化対策の調査研究などを進めるもの。発足式を同年4月23日に本庁舎にて行い、発足式後に第1回地球温暖化対策研究会を開催するという。