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 文科省と環境省、「持続可能な開発のための教育(ESD)」に関する実施計画を策定

発表日:2021.05.31


  文部科学省と環境省は、持続可能な開発のための教育に関する関係省庁連絡会議において、我が国における「持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)」に関する実施計画(第2期ESD国内実施計画)を策定したと発表した。ESDは、知識・価値観・行動など、環境・経済・社会の統合的な発展に寄与する持続可能な社会の創り手を育む教育のこと。今回、文部科学省と環境省の両事務次官が共同議長を務める「持続可能な開発のための教育に関する関係省庁連絡会議」において、同実施計画が策定された。ESDを実践するために多様なステークホルダーを巻き込む方策や、5つの優先行動分野別でステークホルダーごとの具体的な取組が記載されている。5つの優先行動分野別の取り組みは、1)政策の推進(SDGs関連政策へのESDの反映、教育政策へのESDの位置付け等)、2)学習環境の変革(学習指導要領に基づくESDの実施、ICT化を通じた教育環境の充実等)、3)教育者の能力構築(教員等に対する研修等、ESD推進の手引の作成・活用等)、4)ユースのエンパワーメントと参加の奨励(ユース同士のコミュニティづくり、国際的な議論にユースが参加できる環境づくり等)、5)地域レベルでの活動の促進(ESDによるローカルSDGsの推進、全国的なESD支援のためのネットワーク機能の発揮等)となっている。

情報源 環境省 報道発表資料
文部科学省 報道発表資料
機関 環境省 文部科学省
分野 環境総合
キーワード 環境省 | 文部科学省 | ESD | SDGs | ユース | ステークホルダー | 持続可能な開発のための教育 | ローカルSDGs | 学習指導要領 | エンパワーメント
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