国内ニュース


 日本水道協会、令和3年度「水道イノベーション賞」を発表

発表日:2021.08.18


  (公社)日本水道協会は、令和3年度「水道イノベーション賞」において、大賞に堺市上下水道局のスマートフォンアプリが決定したことを発表した。同賞は、日本水道協会会長表彰の一つとして平成26年度に設置したもの。現在の水道界は、老朽施設の耐震化を含めた更新・再構築、巨大地震などの自然災害の備え、技術の継承、人口減少社会到来への対応等、多くの課題を抱えている。同賞は、さまざまな工夫を持って課題の克服への取り組みを表彰しすることで、新たな取組に着手する気運を高めることを目的としている。今回、大賞を受賞した堺市水道局のスマートフォンアプリ「すいりん」は、令和3年2月からICT(情報通信技術)を活用したサービス向上を目的に運用しており、使用履歴・支払履歴閲覧機能、ペーパーレスの各種通知機能、スマートフォンによる、支払機能、閉開栓受付、市内転居機能等を有す。水道事業体の抱える課題を的確に捉え、ICTを活用したサービスの向上に加え、業務効率化及び低コスト化を図った先進的な取組みが評価され大賞に選ばれた。また、特別賞には「AI水道管劣化予測診断ツールの導入及び予測精度向上の取組み(受賞事業体:豊田市上下水道局)」、「水質分析による地表水の発生元判別方法の確立(受賞事業体:静岡県企業局)」の2件が選ばれた。なお、令和3年12月1日に、日本水道協会全国会議において、受賞式が行われる予定という。

情報源 (公社)日本水道協会  報道資料(PDF)
堺市 報道発表資料(PDF)
機関 (公社)日本水道協会 堺市
分野 水・土壌環境
キーワード 下水道 | 堺市 | ICT | 豊田市 | 上水道 | 静岡県 | 耐震化 | 水道イノベーション賞 | 老朽施設 | 日本水道協会
関連ニュース

関連する環境技術