環境省は、2018年度から2020年度までの3年間で実施した、藻場の分布情報の整備に係る調査結果を公表した。同調査で整備した藻場分布図の面積を集計した結果、一部の閉鎖性海域等を除いた全国の藻場面積は1,643.4k㎡となり、藻場タイプ別では海藻藻場1,225.7k㎡、アマモ場329.9k㎡、スガモ場87.8k㎡となった。同調査の課題を検討するため、藻場調査や沿岸域のリモートセンシング技術等に精通した専門家で構成される検討会を設置し、藻場分布図の仕様検討、衛星画像の調達及び画像解析、藻場分布図作成及び現地調査を行う全国8海区の設定、現地調査の実施に必要な「藻場分布図作成業務マニュアル」の作成等の調査設計を実施した。今回作成した藻場分布図の特徴は、リモートセンシング技術、高解像度の衛星画像の活用が挙げられる。選定した全国の海区を対象に、解像度50cm程度の高解像度衛星画像の解析結果に基づき、藻場の分布域を抽出しGISデータとして整備した。また、藻場の生育状況の把握及び画像解析で作成した藻場分布図の精度検証をするため、選定した各海区の代表的な海域において、藻場の繁茂期に合わせて現地調査を実施したという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
〔参考〕藻場調査(2018~2020年度)の結果概要(PDF) |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | リモートセンシング | 環境省 | GIS | 藻場 | アマモ | 画像解析 | 衛星画像 | 現地調査 | スガモ |
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