国内ニュース


 JAMSTECなど、海洋における環境影響評価手法の国際標準化に貢献

発表日:2021.09.27


  海洋研究開発機構(JAMSTEC)と国立環境研究所は、日本から提案した海洋における環境影響評価(EIA)などの技術規格が、国際標準化機構(ISO)の国際標準規格として発行したと発表した。本規格における環境調査とモニタリングの手法は、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の下で、国・大学・研究機関・企業等の連携協力により開発され、実海域の調査で利用が進められてきた。海底鉱物資源の開発対象として熱水鉱床やコバルトリッチクラスト、マンガン団塊やレアアース泥が注目されるなか、公海の深海底における鉱物資源の管理などを管轄している国際海底機構(ISA)が求めるガイドラインに対応する世界で初めての国際標準規格である。2016年に日本が主導してISOの作業部会を立ち上げ、2019年に4つの技術規格案をISOに提出していた。その結果、2021年7月に3つの規格が発行され、今般、EIAに求められる基礎項目を実施するための方法と手順に関する規格(ISO23730)が採択された。ISAガイドラインへの反映や、国内外におけるEIAの導入普及が期待できるという。

情報源 (国研)海洋研究開発機構 プレスリリース
国立環境研究所 報道発表
機関 (国研)海洋研究開発機構 国立環境研究所
分野 自然環境
環境総合
キーワード ISO | 環境影響評価 | EIA | SIP | 国際海底機構 | 国際標準化機構 | 海底資源開発 | ISA | 内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム | ISO23730
関連ニュース

関連する環境技術