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 岐阜県、繊維メーカー事業所における土壌汚染について公表

発表日:2021.10.04


  岐阜県は、ユニチカ(株)の事業所(不破郡垂井町)において、同社が土壌調査を実施し、敷地内の土壌から土壌汚染対策法の指定基準を超える水銀及び鉛が検出されたと報告があったと公表した。この調査は同社が今後の土地利用の検討のために自主的に行ったもの。同事業所は、コットンスパンレース不織布の生産に利用されていた。水銀が基準値の1.6倍の0.0008mg/L(最大値)検出された他、鉛が0.063mg/L(基準値の6.3倍)検出された。なお、その他の物質についての基準超過はなく、敷地内の地下水調査では、地下水環境基準を超える水銀及び鉛は検出されていないという。今後の対応として同県は、「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、垂井町と連携し、事業所敷地から地下水流向を考慮した半径80mの範囲内にある家庭及び事業所を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質調査を直ちに実施する。また、周辺地域は上水道普及地域だが、井戸水を利用している家庭及び事業場に対して、結果が判明するまで、井戸水の飲用を避けるよう呼びかける。県は、事業者に対し、土壌汚染に対する措置を適切に行うよう指導していくとしている。

情報源 岐阜県 報道発表資料(PDF)
機関 岐阜県
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 水銀 | 鉛 | ユニチカ | 土壌汚染対策法 | 岐阜県 | 地下水環境基準 | 井戸水 | 不織布 | 土壌調査 | 垂井町
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