国土交通省は、令和3年度「地球温暖化防止に貢献するブルーカーボンの役割に関する検討会」の第1回会議を開催すると発表した。同省港湾局は、脱炭素社会実現への貢献を目指し、カーボンニュートラルポート(CNP)の形成に向けた取組を進めている。なかでも、藻場や干潟などの海洋生態系に蓄積される炭素「ブルーカーボン」が注目されており、炭素蓄積作用を有する生態系を「ブルーカーボン生態系」と言う。令和3年10月7日に、CO2吸収源の選択肢としてブルーカーボン生態系の活用に向け具体的な検討を進めるため、同検討会を開催するとした(於:航空会館(東京都港区))。ブルーカーボンのインベントリや、パリ協定に基づく、温室効果ガス削減目標についての「自国が決定する貢献」(NDC)への組込みに向けて議論するほか、藻場の保全活動等の実施により創出されたCO2吸収量をクレジットとして認証し、CO2削減を図る企業・団体等とクレジット取引を行う制度(ブルーカーボン・オフセット・クレジット制度)試行について等具体的な検討を行うという(会議は傍聴不可)。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料(PDF)
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 国土交通省 | インベントリ | ブルーカーボン | パリ協定 | NDC | 地球温暖化防止 | ブルーカーボン生態系 | カーボンニュートラルポート | CO2吸収源 | ブルーカーボン・オフセット・クレジット制度 |
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