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 NEDO、地中熱冷暖房システムの製品化事例を紹介

発表日:2021.12.17


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」の成果に基づいて製品化に至った地中熱冷暖房システムを紹介した。同事業は、中小企業などの保有する再生可能エネルギー分野の技術シーズを基にした研究開発を支援するもの(2007年創設)。新たな地中熱冷暖房システム(以下「ライニング地中熱冷暖房システム」)は、当該事業の支援を受けたベルテクス(株)と(株)エコ・プランナーの成果を従来の水冷式エアコンと組み合わせて製品化された。NEDOプロ実施期間中(2016~2020年度)は、地中熱利用を目的とするボーリング掘削の低コスト化や、蓄熱効果と採熱効率の向上が同時に可能となる「ライニング地中熱交換器」の設置工法が開発された。また、エアコンの出力に合わせて熱源の循環水量を調整し必要な地中熱のみを採熱・利用する「熱収支制御ユニット」の運転コスト試算が行われ、ライニング地中熱冷暖房システムにより、年間の消費電力量を約50%削減(外気熱を使う従来の空冷式エアコン比)できる見込みが立っている。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ベルテクス(株) (株)エコ・プランナー
分野 環境総合
キーワード 地中熱 | 中小企業 | 消費電力量 | 新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業 | 地中熱冷暖房システム | ライニング地中熱冷暖房システム | ライニング地中熱交換器 | 熱収支制御ユニット | 蓄熱効果 | 採熱効率
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