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 自律型電源でエレクトリカルパレード?!OLC敷地内で実証始まる

発表日:2023.07.25


  MIRAI-LABO株式会社は、道路面に敷設できる自律型エネルギーインフラ(AIR: Autonomous Intelligent Road)の実証実験を開始する。同社は、グリーントランスフォーメーション(GX)の実現や、マース(MaaS: Mobility as a Service)の構築に役立つプロダクツ開発に力を注ぐスタートアップ企業(本社:東京都八王子市、設立年:2006年、従業員数:35名)。AIRは、同社が設計し、全国的な普及を狙っている「太陽光路面発電技術」と「EVバッテリー再生技術」を組み合わせたシステム。前者は、全国各地に拠点を持つ物流会社、コインパーキング運営会社、石油元売り直営ガソリンスタンドに先行導入されている。後者は、「独自の制御技術(MPPT: Maximum Power Point Tracker)」を適用することで、ソーラー街路灯の自立型電源やオフィスのバックアップ用蓄電池として“リパーパス(アップサイクル)”できることが分かっている。しかし、どちらの技術も社会実装する上で若干の懸念が存在していた(人や車両の影の影響、瞬断時の過電流など)。今回の実証は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」の助成を受け、ディズニーランド等を運営する株式会社オリエンタルランド(OLC)の協力のもとで行われる。OLC本社(所在地:千葉県浦安市)周辺の歩道および車道(総面積:約200 m2)にAIR実証システムを設置し、MPPTやリパーパス蓄電池をめぐる懸念の払しょくに取り組み、システム全体の性能評価なども行う。NEDOプロ完了後(2025年度以降)の事業化を目指し、ディズニーランド(別称:夢の国)を皮切りに提案活動を拡げ、全国展開する構想を描いている。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
MIRAI-LABO(株) リリース
(株)オリエンタルランド ニュースリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構 MIRAI-LABO(株) (株)オリエンタルランド
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード MaaS | アップサイクル | スタートアップ | 新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業 | グリーントランスフォーメーション | Autonomous Intelligent Road | 太陽光路面発電技術 | Maximum Power Point Tracker | リパーパス | ディズニーランド
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