東京都は、隈研吾氏(建築家、東京大学特別教授・名誉教授)らを講師として招き、「木造木質化を担う建築士育成セミナー」を開催する。「WEB講習会」と「現地講習会」の2本立てとなっており、中・大規模建築物の木造木質化に必要となる技術・知識を各界の専門家が事例を交えながら講義するほか、現地見学会なども実施する。WEB講習会では、「中・大規模建築物における木造・木質化の意義」と題し隈氏による講演のほか建築士として実績のある3氏も登壇する。現地講習会では、東京大学で木質材料学を研究する稲山正弘氏の講演後に、神田明神文化交流館(千代田区)を例に木造木質化について学ぶ。都は、より多くの建築士に多摩産材をはじめとした国産材が活用されることを狙い、森林の適切な循環に結び付けることを目指しているという(WEB講習会:令和4年1月24日~31日、現地講習会:2月22日、参加費:無料、要申込)。