東急電鉄は、木材を活用した駅リニューアル工事の概要を紹介した。同社は、「なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる」まちづくりを目指す「SOCIAL WOOD PROJECT」を推進している。これまで東急電鉄は、同プロジェクトの一環として、東急池上線の戸越銀座駅、旗の台駅、長原駅で「木になるリニューアル」を行ってきた。今回、池上線では4駅目となる千鳥町駅において、東京都多摩地区で生育・生産される木材「多摩産材」や秋田県で生産される木材「あきた材」を活用したホーム屋根の建替え・延伸、駅舎内外装および旅客トイレをリニューアルする。これまで未着手だった駅舎やホームの安全性・快適性・環境性能の向上を図り、国産材の地産都消にも取り組むことで、建設時のCO2排出量の抑制や炭素の固定化に寄与する。また、秋田県の伝統技術を活かしたアートウォールを設置するとともに、「旧駅舎の古材(えきもく)」を再利用し、ステーションウッドと称して販売する。──SOCIAL WOOD PROJECTは、東急線沿線でさまざまな「木にいいこと」を知って・参加して・応援する機会を提供し、森林資源の循環に貢献する総合的なプロジェクトである。今後も、木材活用、地方創生、CSV(共創価値創造)の社会実装、コミュニティ醸成の4つを軸に展開するという。
情報源 |
東急電鉄 お知らせ
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機関 | 東急電鉄(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | 循環型社会 | 森林資源 | 環境性能 | 多摩産材 | 脱炭素 | 循環社会 | 木材活用 | 地産都消 | あきた材 | ステーションウッド |
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