国内ニュース


 国交省、「プレジャーボートの軽石対策」を公表

発表日:2021.12.22


  国土交通省は、海底火山「福徳岡ノ場」の噴火に伴う軽石に関して、プレジャーボートの被害の防止や安全な航行のための対策を取りまとめ公表した。軽石は、プレジャーボートのエンジンの冷却系統に入り込むことにより悪影響を与える可能性がある。そこで同省海事局は、プレジャーボートの製造事業者の団体である(一社)日本マリン事業協会とともに、軽石による被害の防止や安全な航行のための「プレジャーボートの軽石対策」を取りまとめた。航行開始前、航行する予定の海域における軽石の漂流情報を入手する等の事前準備を行い、軽石が漂流している海域での航行を避けることなどの対策が示されている。また、エンジン冷却のための海水取入口や海水こし器に軽石が詰まることにより、エンジンがオーバーヒートする可能性があるため、事前に、取扱説明書等により対処方法を確認するとともに、取扱説明書等を携行することが望まれるとのこと。航行中は海水面や海水の色の変化に注意し、明らかな差が見られる場所や浮遊物がある場所には近寄らない、また軽石に遭遇した場合は、エンジンの回転数を落とし、徐行又は惰性で航行し、その場所から離れる必要がある。帰港後は毎回、海水取入口、海水こし器等を確認し、軽石等が詰まっている場合は、除去するなどプレジャーボートの対策が示されている内容となっている。

情報源 国土交通省 報道発表資料
〔参考〕プレジャーボートの軽石対策(PDF)
機関 国土交通省
分野 自然環境
キーワード エンジン | 国土交通省 | 海底火山 | プレジャーボート | 福徳岡ノ場 | 軽石 | 海事局 | 日本マリン事業協会 | オーバーヒート
関連ニュース

関連する環境技術