国土交通省は、ベトナム国建設省および地方政府の職員を対象として、「下水道分野における技術セミナー」を開催した(開催日:令和3年12月21日)。同セミナーは、平成30年5月に両省の間で締結された覚書に基づき、我が国の下水道技術の紹介や理解の促進を目的とし開催するもの。日本側からは、同省のほか、在ベトナム日本大使館、横浜市をはじめとした地方自治体、日本下水道事業団、JICA、山形大学、民間企業15社が、ベトナム側からは、建設省、天然資源・環境省、ハノイ市などから参加があり、参加者数は約80人となった。先ず、同省より日本の下水道分野における技術開発に関する政策について説明するとともに、横浜市から、ハード・ソフト一体となった浸水対策について紹介があった。また、山形大学の研究者から、下水道資源の農業利用の最前線について説明があった。さらに、日本企業から、下水道における省エネ型水処理技術、管渠の非開削工法である推進工法、排水ポンプや浸水予測システムなど浸水対策技術等について紹介が行われた。ベトナム国側からは、近年、浸水被害が頻発していることなどの課題について発表があり、閉鎖性水域の環境改善への我が国の技術の適応などについて熱心な質疑が多数寄せられたという。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 国土交通省 | 下水道 | ベトナム | 水処理 | 横浜市 | 山形大学 | 浸水被害 | 浸水対策 | 排水ポンプ | 浸水予測システム |
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