関東地方環境事務所、東京都および(公財)山階鳥類研究所は、小笠原生まれのアホウドリを父親とするヒナの誕生を確認した。今回確認されたヒナの父親は、アホウドリの保護増殖事業によって、鳥島(=とりしま、伊豆諸島)から移送した雄個体と、野生個体の雌個体との間で平成28年に誕生した“小笠原諸島聟島(=むこじま)生まれ”の雄。ヒナの母親は野生個体。環境省(当時環境庁)は、昭和56年よりアホウドリ保全のための事業を開始し、平成5年より「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」に基づく保護増殖事業を行っていた。平成20年から24年まで鳥島からのヒナの移送を行い、平成26年に媒島(=なこうどじま)で、平成28年に聟島と嫁島(=よめじま)でそれぞれ初めて巣立ちを確認している。今回、アホウドリの保護増殖事業によって小笠原で巣立ったヒナが、親となり、初めて繁殖に成功した。また、複数のヒナが聟島で確認されており、これも新繁殖地の形成を開始して以降、初めてのことという。
情報源 |
関東地方環境事務所 報道発表資料
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機関 | 関東地方環境事務所 東京都 (公財)山階鳥類研究所 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | アホウドリ | 小笠原諸島 | 環境省 | 東京都 | 聟島 | 山階鳥類研究所 | 繁殖 | 関東地方環境事務所 | 環境庁 | 新繁殖地 |
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