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 大林グループ、国内2カ所目のバイオマス発電所を本格稼働

発表日:2022.03.10


  (株)大林組は、大林神栖バイオマス発電所(所在地:茨城県神栖市、発電容量:51.5 MW)の営業運転を開始した。同社は、建築・土木事業に加え、太陽光・風力・バイオマス・地熱、水素までを包括した新領域として「グリーンエネルギー本部」を立上げ、収益源の多様化を推進している。100%出資子会社である(株)大林クリーンエナジーおよび全国各地の特別目的会社が再生可能エネルギー事業を展開しており、2022年2月現在、約31カ所の発電所(太陽光発電所28カ所、風力発電所1カ所、バイオマス発電所2カ所)を供用している。バイオマス発電については、ゼネコン初の取組となる国内産バイオマス専焼による発電所(所在地:山梨県大月市)を2018年12月に開業させている。その一方で、茨城県神栖市に事業用地を取得し、新たなバイオマス発電所(名称:大林神栖バイオマス発電所)の建設を進めていた。当該発電所は2022年2月に運転を開始した。輸入バイオマス専焼による木質バイオマス発電施設で、「FSC認証」や「PEFC認証」といった独立した森林認証機関によって持続可能性が認証された木質ペレットやパームオイルの搾油過程で廃棄されるヤシ殻を燃料として使用する。発電容量は51.5 MWで、同社は約11万世帯の年間電力消費量を賄える規模と試算している。大林グループの直営発電所における再エネ由来電力の総発電量は約205 MWに達し、2022年度以降も再生可能エネルギー事業や、グリーン水素関連事業を推進する。今後も事業者として関与した実績や蓄積した知見・ノウハウを活かして、脱炭素に向けたソリューション提案を積極的に推進し、サステナブルな社会基盤の構築に貢献していくという。

情報源 (株)大林組 プレスリリース
機関 (株)大林組 (株)大林クリーンエナジー 大林神栖バイオマス発電(株)
分野 環境総合
キーワード PEFC | FSC | ヤシ殻 | 風力発電所 | 神栖市 | グリーンエネルギー | 太陽光発電所 | 大月市 | バイオマス専焼 | 大林神栖バイオマス発電所
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