環境省は、科学上及び技術上の助言に関する補助機関(SBSTA)及び実施に関する補助機関(SBI)第56回会合の結果を公表した(開催日時:令和4年6月6日~16日)。今次会合は3年ぶりにドイツ・ボンで対面開催され、昨年11月のCOP26で採択されたグラスゴー気候合意等について議論が行われた。各課題の交渉結果は、1)COP27で決定予定の「緩和の野心及び実施の規模を緊急に拡大するための作業計(MWP)」について議論された。2)途上国側の要請によりGlaSS(グラスゴー・シャルム・エル・シェイク作業計画)に関する事項が採択された。3)第1回技術的対話が開催され、緩和、適応、実施手段等について締約国及び非国家主体による、グローバルストックテイク(世界全体の実施状況の検討)が行われた。4)サンティアゴ・ネットワーク(SN)の早期の運用化に向け議論された。5)パリ協定第6条市場メカニズムとして、COP26で決定された実施指針に基づき、国際的に移転される排出削減クレジットの報告様式や審査ガイダンス等の細則について議論された。また、会期中にGlaSSワークショップ、ロス&ダメージに関するグラスゴー対話、海洋と気候変動対話、非市場アプローチ(パリ協定第6条8項)に関するワークショップ、第14回研究と対話等の関連イベントと二国間会談等が行われた。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 環境省 | 気候変動枠組条約 | ドイツ | パリ協定 | グローバルストックテイク | COP26 | グラスゴー気候合意 | GlaSS | サンティアゴ・ネットワーク | 排出削減クレジット |
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