「くまもとあか牛プロジェクト」が野心的な試みを開始した。このプロジェクトは、熊本県畜産農業協同組合連合会、肥後銀行、慶應義塾大学・大学院メディアデザイン研究科が2019年に締結した連携協定に基づくもので、これまで“安心・安全な”あか牛の販促活動や生産供給体制の構築に係る資金獲得などが進められてきた。今回、従来のコンセプトに“エシカル”を追加し、ブランド化・販路拡大を目指す取り組みをスタートする。新たなブランド「エシカル和牛・くまもとあか牛」を提案し、国内外の実市場に出荷するというものだ。“エシカル”の創出には、プロジェクトに賛同した出光興産らの「カシューナッツ殻液」が寄与している。カシューナッツ殻液を給与した和牛はげっぷ由来メタンガスを約36%抑制できる。現行格付け制度とは異なる評価軸を打ち出し、新たな価値観の基づく生販体制の構築、ひいては消費者ニーズに対応した持続可能な畜産業と肉食文化の維持を目指すという。
情報源 |
慶應義塾大学 プレスリリース
肥後銀行 ニュースリリース |
---|---|
機関 | 慶應義塾大学 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 熊本県畜産農業協同組合連合会 肥後銀行 |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | 連携協定 | ブランド化 | くまもとあか牛 | 販路拡大 | エシカル和牛 | 持続可能な畜産業 | メタンガス抑制 | カシューナッツ殻液 | 消費者ニーズ |
関連ニュース |
|