農林水産省は、「農林水産省生物多様性戦略改定に向けたこれまでの議論の整理」を取りまとめ公開した。同省では、平成19年7月に農林水産省生物多様性戦略を策定(平成24年2月改定)し、生物多様性をより重視した持続可能な農林水産業やそれを支える農山漁村の活性化を推進してきた。令和2年8月に「新農林水産省生物多様性戦略検討会」を設置し、国内外の議論や「みどりの食料システム戦略」等を踏まえ戦略改定に向けた議論を行っている。今回の戦略見直しのポイントとしては、1)生物多様性保全の重要性が認識され、各主体の行動に反映されるようサプライチェーン全体で取り組む、2)農林水産業や農山漁村が生物多様性に与える正負の影響について、生産現場を支える農林漁業者の理解を促す、3)日々の暮らしにおいて生物多様性に配慮した商品やサービスを選択してもらえるよう、消費者の行動変容を促す、4)企業が本業において自然資本のリスクと機会を分析して意思決定に取り組むことを促し、ESG投融資の拡大に導く、5)気候変動と生物多様性の対策にはシナジーとトレードオフがあるため、環境問題に対する一体的な取組を目指すとしている。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
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機関 | 農林水産省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 気候変動 | 農林水産省 | 農山漁村 | サプライチェーン | 生物多様性戦略 | 新農林水産省生物多様性戦略検討会 | みどりの食料システム戦略 | トレードオフ | ESG投融資 | シナジー |
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