日本CCS調査(株)は、CO2回収・貯留(CCS)の実証試験候補地の選定のために、九州北部地域で地質調査を行うと発表した。同社は、地球温暖化対策の技術開発の一環として、二酸化炭素の大規模削減が期待されるCCSの大規模実証試験実現に向けた事前調査作業を、経済産業省から委託を受けて行なっている。CCSとは、CO2排出源から回収したCO2を、地中800m以深の帯水層に注入し、CO2を半永久的に地中に封じ込める技術。同社は今回、平成22年4月~12月の期間、福岡県北九州市において地質データの収集(地質性状の把握)を目的としたボーリング調査を実施するという。同地域の炭田地帯には、CO2の地中貯留に有望と考えられる古第三紀の地層が広く分布していることから、同地層でのCO2地中貯留が可能ならば、九州北部地域でのCO2地中貯留の可能性が検討できるという。
情報源 |
日本CCS調査(株) ニュースリリース(PDF)
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機関 | 日本CCS調査(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CCS | CO2 | 地球温暖化 | 実証 | 北九州市 | 九州 | CO2回収・貯留 | 日本CCS調査 | 地質 | 帯水層 |
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