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 SEGESにおける生物多様性評価の視点を強化 都市緑化機構と積水ハウス

発表日:2022.11.30


  (公財)都市緑化機構は、積水ハウス(株)の協力を得て「SEGES(緑の認定/社会・環境貢献緑地評価システム)」における生物多様性評価を強化すると発表した。SEGESは、民間事業者が所有、管理する緑地の価値と取り組みが市民や環境、社会にとっていかに素晴らしいものであるかを客観的に評価する制度で「そだてる緑」「都市のオアシス」「つくる緑」の3つの部門がある。積水ハウスは、「5本の樹」計画に取り組み、生物多様性保全のため「3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を」というその地域の気候風土にあった在来樹種を中心とした庭づくり・まちづくりを提案してきた。これまで、民間企業による緑化推進活動は、都市での緑地の保全、創出によるヒートアイランド現象の緩和や良好なコミュニケーションの場の提供として評価される反面、生物多様性保全・回復の観点からの貢献について定量的に評価することは難しく、企業緑地が果たしている役割や価値を十分に評価・可視化できない課題があった。この取組により、生物多様性の定量評価が進み、企業緑地が都市の生物多様性にどの程度貢献しているかを把握すれば、より積極的な活動の促進とさらなる生物多様性保全・回復に向けた具体的な取り組みが進むことが期待できる。同機構は、SEGESの強化と都市緑化における生物多様性保全、創出する企業緑地のネットワークの拡大を目指しているという。

情報源 (公財)都市緑化機構 プレスリリース
積水ハウス(株)・都市緑化機構 共同プレスリリース(PDF)
機関 (公財)都市緑化機構 積水ハウス(株)
分野 環境総合
キーワード 積水ハウス | ヒートアイランド現象 | ネットワーク | SEGES | 都市緑化機構 | 生物多様性保全 | 緑の認定 | 在来樹種 | 生物多様性評価 | 5本の樹
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