環境省は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)に基づく廃棄物の輸出入の実施状況について、平成21年1月から12月までの結果を公表した。同期間中、廃棄物処理法に規定する手続を経て、実際に我が国から輸出された廃棄物の量は784,409トン(平成20年は762,897トン)であり、全て韓国でのセメント原料等としての石炭灰の輸出であった。一方、我が国に輸入された廃棄物の量は1,474トン(平成20年は1,843トン)であり、相手国は、台湾、韓国、香港、タイ及びフィリピンからであった。また、その品目は廃乾電池とヨウ素含有廃液等であり、大半のものが資源回収を目的とするものであった。