国内ニュース
レオパレス21が家電リサイクル法違反 環境省らが勧告
発表日：2023.03.23
経済産業省と環境省は、賃貸物件オーナーにエアコン・テレビなど家電4品目を販売する（株）レオパレス21に対し立入検査等を実施、家電リサイクル法に基づく引取義務に違反していることを確認し、勧告を行なった。家電リサイクル法は、家電4品目（エアコン、テレビ、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機）について、排出者に対して適正排出と費用負担である収集運搬料金とリサイクル料金を求め、小売業者に対して排出者からの引取りと製造業者等への引渡しの義務を課すことで、再商品化等の義務を課している。今回、レオパレス21に対して、両省が立入検査を行ったところ、令和2年4月以降、テレビ（4,616台）、冷蔵庫（18,290台）、洗濯機（10,146台）、エアコン（66,388台）について、小売業者としての引取義務を果たしていない事が判明したとのこと。今後、家電リサイクル法の遵守を図るため、両省では、賃貸管理業の業界団体を対象に、小売業者向けのリーフレット等も活用し、家電リサイクル法に基づく家電4品目の適正な引取り及び引渡しについての周知徹底を図るとともに、他の小売業者に対しても、小売業者の団体を通じ、適正な引渡しについての周知を行うという。
