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 西九州新幹線（武雄温泉～長崎間）　鉄道騒音に係る環境基準の達成状況

  環境省は、西九州新幹線（武雄温泉～長崎間）の鉄道騒音に係る環境基準達成状況を公表した。新幹線鉄道騒音については、環境基本法（平成5年法律第91号）第16条の規定に基づき、生活環境を保全し、人の健康の保護する望ましい基準として「新幹線鉄道騒音に係る環境基準について」が定められ、地域の類型別の基準値と達成目標期間が設定されている。新設新幹線鉄道に係る達成目標期間については、開業時に直ちに達成、又は維持されるよう努めるとされている。今回、西九州新幹線武雄温泉～長崎間（路線延長約66km、うちトンネル以外の区間約25km）が、令和4年9月23日に開業したことに伴い、同省では佐賀県、長崎県の協力を得て沿線の騒音測定を行い、環境基準の達成状況の把握をおこなった。今回測定した西九州新幹線武雄温泉～長崎間で測定した16地点における環境基準の達成状況は、全体では約81％の地点で達成されていた。同省では、今後の対応として、国土交通省、佐賀県、長崎県に対し、最も基本的な施策である音源対策を引き続き推進し、環境基準の達成を図ること。現時点で技術的に可能な音源対策を十分に講じても環境基準を達成できない場合は、音源対策に関する技術開発に努め、実施可能なものから遂次音源対策への活用を図るとともに、住宅防音工事の推進を図ること等の要請を行ったという。

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