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 二輪メーカー４社、小型モビリティ向け水素エンジンの開発に向けて結集

  カワサキモータース（株）、スズキ（株）、本田技研工業（株）およびヤマハ発動機（株）の４社は、「水素小型モビリティ・エンジン研究組合（HySE: Hydrogen Small mobility & Engine technology）」の設立に向け、経済産業省の認可を得たことを同時発表した。次世代エネルギーとして「水素」が注目されており、水素エンジンを搭載したモビリティの実用化に向けた研究開発が加速している。しかし、水素は燃焼速度が速く、着火領域の広いため燃焼が不安定になりやすく、小型モビリティに適用するにあたっては“燃料搭載スペースの狭さ”を克服する必要がある。HySEは、こうした課題の解決に向けて、各社が培った知見や技術をもとに、連携して小型モビリティ用水素エンジンの設計指針の確立も含めた基礎研究に取り組む。大きくは３つの研究開発テーマを想定している（①水素エンジンの研究、②水素充填システム検討、③燃料供給系統システム検討）。各テーマを４社が分担するとともに、技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構（HySTRA）の主幹事である川崎重工業（株）と、四輪車用大型水素パワーユニットの実験や解析等のノウハウを持つトヨタ自動車（株）が特別組合員として参画する（設立予定：2023年6月）。