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 福岡市、下水汚泥水素の製造過程を報道機関向けに公開

発表日:2021.11.22


  福岡市は、報道機関を対象とした水素ステーション見学会を開催する。隣接する中部水処理センターと合わせて、下水から水素をつくる全過程を見学できるとのこと。同市は、「水素リーダー都市プロジェクト」として、市民の生活排水である下水から作った「グリーン水素」を世界で初めてFCV(Fuel Cell Vehicle:燃料電池自動車)に直接充填するなど、官民協働でチャレンジを続けている。今回、トヨタ自動車(株)のカーボンニュートラル実現に向けた取組に協力し、令和3年11月13日に行われた「スーパー耐久レースin岡山」において、水素エンジン車に同市のグリーン水素を提供した。水素エンジンを搭載した車両に、下水バイオガス由来の水素が供給されるのは世界初となる。同市の「水素リーダー都市プロジェクト」は、中部水処理センターにおいて下水汚泥を処理する過程で発生するバイオガスから水素を製造する水素ステーションを核とした先進的な取組であり、ここで製造する水素は、二酸化炭素(CO2)を増やさない環境にやさしい「グリーン水素」として脱炭素社会に貢献するという。

情報源 福岡市 報道発表資料(PDF)
機関 福岡市
分野 地球環境
環境総合
キーワード 水素 | トヨタ自動車 | 下水汚泥 | 水素ステーション | 福岡市 | FCV | 水素エンジン | グリーン水素 | 中部水処理センター | スーパー耐久レース
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