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 令和4年度里海づくり活動状況

発表日:2023.12.19


  環境省は、令和4年度里海づくり活動状況調査の結果を公表した。里海とは、「人手が加わることにより生物生産性と生物多様性が高くなった沿岸海域」を指し、人と自然の領域の中間点にあるエリアで、陸地でいう里山と同じく人と自然が共生する場所。同省では、人が関わることで、より良い海を作り、豊かな恵みを得る「里海づくり」の考え方を取り入れた沿岸海域の水環境保全に取り組んでいる。令和4年度からは、様々な地域課題の同時解決を図り、かつ持続可能なものとなるように、里海の多面的機能を生かして地域資源の保全と利活用(ヒト・モノ・資金など)の好循環を生み出すことを目指す「令和の里海づくり」モデル事業を実施している。今回の調査は、全国の里海づくり活動に取り組む団体の活動内容や課題等を把握し、前述のモデル事業を始めとした今後の支援策等を検討するための基礎資料とすることを目的としている。海に面した39都道府県の環境・水産部局と338の市区町村の合計416自治体を通じ、地域の活動団体にアンケートを送付、これらの団体から回答を得た。今回の調査で回答を得た全国の里海づくり活動事例は343例あり、前回調査である平成30年度調査の291例を超える回答を得たという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 里海 | アンケート調査 | 生物生産性 | 令和の里海づくり | 里海づくり活動状況調査
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