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 農用地土壌汚染防止法の施行状況、1地域3地点で基準値超えるカドミウム検出

発表日:2023.12.22


  環境省は、令和4年度農用地土壌汚染防止法(農用地の土壌の汚染防止等に関する法律)の施行状況を公表した。令和4年度の常時監視状況として、汚染のおそれがある地域で、ほ場を変えながら、汚染の広がりと程度を把握する細密調査を、秋田県内6地域96.1ha(ヘクタール)で実施、玄米6地域49地点のうち、1地域4地点で指定要件に係る基準値(玄米中カドミウム濃度0.4mg/kg)を超えるカドミウムを検出した。対策地内とその周辺の汚染状況調査を、群馬県内1地域と宮崎県内2地域で実施、指定解除地域の再汚染を確認する調査を、愛知県内1地域、島根県内1地域と福岡県内3地域で実施、共に、基準値を超えた地域は無かった。令和4年度末までに対策地域指定地域は累計で73地域6,609ha、うち農用地土壌汚染対策事業等がすべて完了し、対策地域の指定が全部解除された地域60地域、一部が解除された地域を含む指定地域は13地域、指定面積累計6,609ha、指定解除面積は、6,376ha、現在も指定されている面積が233haとなった。指定要件に係る基準値以上の特定有害物質検出、又は検出されるおそれが著しい地域の累計面積は、令和4年度末時点で7,592ha。このうち、都道府県等が対策計画に基づき実施する農用地土壌汚染対策事業等が完了している地域は7,156haで、基準値以上検出等地域の面積の94.3%で対策事業等を完了している。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 水・土壌環境
キーワード 土壌汚染 | 農地 | 基準値 | 特定有害物質 | 秋田県 | 玄米 | 農用地土壌汚染防止法 | 農用地土壌汚染対策事業 | カドミウム|Cd
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