国内ニュース


 〈PFAS〉広島市・瀬野川水系における調査結果

発表日:2024.01.18


  広島市は、瀬野川水系における有機フッ素化合物(PFAS)の調査結果を発表した。同市が、令和5年11月に実施した瀬野川水系の有機フッ素化合物(ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA))の調査で、東広島市と広島市の境にある石仏橋で暫定指針値を超過したため、周辺の地下水の飲用利用状況と水質調査を実施した。飲用利用している地下水2カ所は暫定指針値を下回った。石仏橋から一貫田間の瀬野川流域の有機フッ素化合物汚染の全体像を把握するため、地下水5カ所と河川2カ所を水質調査した結果、石仏橋の河川水を除き暫定指針値を下回っていることを確認した。PFOとPFOAは、泡消火薬剤やフッ素ポリマー加工助剤等様々な表面処理に用いられており、健康影響が疑われるため、国は要監視項目として、暫定指針値50ng/Lと設定している。同市では、地下水調査を行った井戸の所有者に通知、瀬野川流域の住民に対し回覧による周知を図る。また、石仏橋の河川水では、暫定指針値の超過が続いていることから、石仏橋及び飲用利用のある地下水2地点では、当面の間、月1回の定期的な水質調査を実施するとしている。

情報源 広島市 報道関係資料
機関 広島市
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード PFOS | 広島市 | 水質調査 | 東広島市 | PFOA | 泡消火薬剤 | PFAS | 暫定指針値 | 瀬野川 | フッ素ポリマー加工助剤
関連ニュース

関連する環境技術