環境省は、令和4年度のフロン排出抑制法（正式名称：フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律）に基づくフロン類再生量及び破壊量等の集計結果を公表した。これは、平成27年に施行されたフロン排出抑制法に基づく第一種フロン類再生業者及びフロン類破壊業者からの報告を取りまとめたもの。その結果、令和4年度のフロン類の再生量は約1,860トン（令和3年度比22.4%増）となり、種類別ではCFC（クロロフルオロカーボン）が約15トン、HCFC（ハイドロクロロフルオロカーボン）が約648トン、HFC（ハイドロフルオロカーボン）が約1,198トンとなった。また、フロン類の破壊量は約4,145トン（同7.6%減）となり、種類別ではCFCが約77トン、HCFCが約1,305トン、HFCが約2,751トンとなった。同省では、フロン類の使用の合理化及び管理の適正化を一層促進していくため、経済産業省や都道府県等とも連携しつつ、フロン排出抑制法の施行の徹底を図っていくという。