環境省は、フロン排出抑制法に基づく令和3年度のフロン類の再生量等及び破壊量の集計結果を公表した。これは、平成27年に施行された「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(以下、フロン排出抑制法)」に基づく第一種フロン類再生業者及びフロン類破壊業者からの報告を取りまとめたもの。その結果、令和3年度のフロン類の再生量は約1,519トン(令和2年度比14.6%増)となり、種類別ではCFC(クロロフルオロカーボン)が約12トン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が約716トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約791トンとなった。また、フロン類の破壊量は約4,484トン(同9.4%増)となり、種類別ではCFCが約97トン、HCFCが約1,525トン、HFCが約2,845トンとなった。同省では、フロン類の使用の合理化及び管理の適正化を一層促進していくため、経済産業省や都道府県等とも連携しつつ、フロン排出抑制法の施行の徹底を図っていくという。