四日市港ヒアリ対策連絡会議は「四日市港ヒアリ類対策マニュアル」を公表した。この協議会は四日市港のヒアリ対策に関係する団体・行政機関が情報共有を図り、連携体制を検討・構築することを目的として、令和4年12月に設置されたもの。環境省は同港をヒアリ類対策のモデル港と位置付けており、今回公表されたマニュアルは他の漁港の参考となることを意識して、策定された。環境大臣と国土交通大臣が定めた「ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針」の構成に従い、同港における取組内容を紹介するほか、マニュアル策定の背景、対象事業者の区分、主なコンテナ物流経路、関係者の連絡・連携体制、事業者によるヒアリ類の調査・同定方法などを含んだものとなっている。同港では、ヒアリ類発生時に備えたアクションカード(イメージ)と行政機関の役割等に係るマニュアルが運用されている。具体的には、①コンテナ物流の現場において、ヒアリ類が発見される状況を区分して、発見場所・確認状況に応じた「連絡・連携体制」を複数設定し発見時の対応が円滑に行える内容にしたこと、②ヒアリ類発生時の初動対応を時系列で分かりやすく記載したアクションカードの作成例を掲載したこと、を当該マニュアルの主な特徴として挙げている。アクションカードを各事業者のヒアリ担当者が事前に作成し、ヒアリ発見時に活用することで、円滑な初動対応につながることが期待される。
情報源 |
中部地方環境事務所 報道発表資料
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機関 | 中部地方環境事務所 国土交通省中部地方整備局 四日市港管理組合 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 中部地方環境事務所 | 四日市港ヒアリ類対策マニュアル | 四日市港ヒアリ対策連絡会議 | コンテナ物流 | アクションカード |
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