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 国産ステーブルコインが拓く!デジタルカーボンクレジット取引の可能性

発表日:2024.05.21


  三菱UFJ信託銀行、Progmat, Inc、JPYC、KlimaDAO JAPAN、及びオプテージは、「Progmat Coin」基盤を活用して発行されるステーブルコイン「JPYC(信託型)」を、デジタルカーボンクレジット決済に活用する共同検討を開始した。カーボンクレジット市場は成長が期待されており、2030年には最大27兆円に達する可能性がある。日本では、2023年10月に東京証券取引所がJ-クレジットの売買市場を開設したが、売買金額は限定的で流動性も低い。KlimaDAO JAPANはグローバル展開されている「Carbonmark」の基盤を利用し、日本発のVCに対応した「KlimaDAO JAPAN MARKET」を新設する。Dカーボンは、KlimaDAO JAPANが企業・自治体から買い取ったJ-クレジット等の引渡請求権をトークンとして発行し、オプテージが提供する企業向けインフラにより、銀行送金などの決済手段を整備、市場開設を目指す。共同検討では、5社が連携し、「マーケットプレイス・フェーズ2」として国産SCを活用したDカーボン取引市場の実現に取り組む。「マーケットプレイス・フェーズ1」は2024年4月に実証を開始、「フェーズ2」はJPYC社が仲介者としての登録を完了、「JPYC(信託型)」の提供準備が整い次第、2024年内に提供を目標としている。今後は「フェーズ3」として海外販売や、国内金融機関や事業会社向けの支援を視野に入れている。

情報源 三菱UFJ信託銀行 ニュースリリース
機関 三菱UFJ信託銀行(株) Progmat, Inc JPYC(株) KlimaDAO JAPAN(株) (株)オプテージ
分野 環境総合
キーワード J-クレジット | 三菱UFJ信託銀行 | Progmat Coin | JPYC | KlimaDAO JAPAN | オプテージ | デジタルカーボンクレジット | クロスボーダー | ボランタリークレジット | パーミッションレスブロックチェーン
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