国内ニュース


 安藤ハザマ興業、CO2削減率75%の低炭素型セグメントを開発

発表日:2024.06.03


  安藤ハザマと安藤ハザマ興業は、中小口径のセグメントを対象に1日2サイクルで製造可能な低炭素型セグメントの製造方法を確立した。これにより、製造効率を維持しながら、製造時のCO₂排出量を従来と比較して最大75%削減することが可能となった。これまで、セグメント製造時に用いる普通ポルトランドセメントの一部を高炉スラグ微粉末などの産業副産物に置き換えることで、CO₂排出量を削減できることが分かっていた。しかし、スラグ微粉末等の置換率が高くなるほどコンクリートの強度発現が遅れ、型枠を取り外す時期が遅延し、工程に少なからぬ影響が出てしまうという課題があった。今回、コンクリート打込み後約6時間で型枠を取り外せる強度の確保を目指し、コンクリートの蒸気養生を前置き時間、昇温速度、最高温度などの温度履歴を調整しながら、強度発現の促進や蒸気養生の最適化を図り、さらにデンカ社製の早強性混和材を使用した結果、目標達成に成功した。環境負荷の一層低減などを進め、実用化を目指すという。

情報源 安藤ハザマ リリース
機関 (株)安藤ハザマ 安藤ハザマ興業(株)
分野 環境総合
キーワード 安藤ハザマ | 環境負荷低減 | 低炭素型セグメント | CO₂排出削減 | 1日2サイクル | 普通ポルトランドセメント | 高炉スラグ微粉末 | 蒸気養生 | 早強性混和材 | DENKA FASTRONG
関連ニュース

関連する環境技術