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 ゼロエネルギー化へ!大阪で「ゼノベ」プロジェクト始動

発表日:2024.06.05


  日本政策投資銀行(DBJ)、DBJアセットマネジメント(DBJAM)及び日建設計は、不動産業界のネットゼロ実現を目指した「ゼロエネルギーリノベーションプロジェクト(ゼノベ)」を始動させた。第一弾として、大阪の「日建ビル1号館」の環境改修を実施する。2050年のネットゼロ達成に向け、不動産業界にも温室効果ガス排出削減の圧力が高まっている。日本の2030年までのCO2排出削減目標は2013年度比46%であり、特に商業用不動産の環境性能向上が急務である。全国のオフィスビルの約90%が築10年以上、約70%が築20年以上であり、既存ビルの環境改修がネットゼロ達成には不可欠である。建築工事費の高騰や建て替えによる環境負荷も問題視される中、資源の有効活用を目指す「ゼノベ」プロジェクトは重要な取り組みとなる。今回のプロジェクトでは、DBJと日建設計がDBJAMの合同会社Green Building Ecosystemを通じて、大阪・淀屋橋の築55年の「日建ビル1号館」を取得し、環境価値と経済価値の両立を目指した環境改修を実施する。具体的には断熱性能の向上、空調システムの見直し等を行い、ZEB Readyを達成する。この改修は建築・ファイナンス・ESGの知見を活用し、不動産市場に新たな付加価値を創造することを目指している。なお、DBJ、DBJAM、日建設計の3社は2022年11月に協業を開始しており、「ゼノベ」プロジェクトはその一環として進められている。

情報源 日本政策投資銀行 ニュース
機関 (株)日本政策投資銀行 DBJ アセットマネジメント(株) (株)日建設計
分野 環境総合
キーワード 日本政策投資銀行 | CO2排出削減 | ZEB Ready | DBJアセットマネジメント | 日建設計 | ネットゼロ実現 | ゼロエネルギーリノベーション | ゼノベ | 環境改修 | 日建ビル1号館
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