環境省は、鳥獣の保護および管理を科学的かつ計画的に進めるため、各都道府県に専門的職員を配置する取り組みを進めている。平成26年に改正された鳥獣保護管理法に基づき、国は各都道府県に対して技術的助言を行い、専門的職員の配置状況を毎年公表している。令和6年4月1日現在、37道府県で213名の専門的職員が配置されており、昨年度の169名から増加している。環境省は、研修会の実施や専門人材の登録事業、指定管理鳥獣捕獲等事業の推進などを通じて、専門的職員の配置を支援している。また、研究者や関係省庁と連携し、野生動物管理の担い手育成に向けた教育プログラムの検討も行っている。