「国立公園に関する世論調査」(令和6年7月調査)の結果が発表された。この調査は、全国18歳以上の日本国籍を有する者3,000人を対象に行われ、有効回収数は1,750人(有効回収率58.3%)であった。調査の目的は、国立公園に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とすることである。調査結果によると、自然への関心があると答えた人は86.2%に達し、特に18~29歳の若年層で高い関心が示された。また、こどもの頃に自然とふれあった経験があると答えた人は87.3%であり、現在も自然とふれあう機会があると答えた人は47.1%にとどまった。国立公園に対する認知度は77.7%で、行ってみたい場所としては世界自然遺産(62.1%)が最も人気であった。--国立公園の利用に関しては、過去1年間に訪れたことがある人は45.1%で、そのうち85.3%が再訪を希望している。訪問の目的としては、自然の風景や絶景スポットを楽しむこと(88.1%)が最も多く、次いで文化的な観光名所の訪問(62.6%)や温泉の利用(61.7%)が挙げられた。--持続可能な観光に対する意識も高く、登山道を外れて歩かない、ゴミを持ち帰るなどの自然を荒らさない取り組みが88.2%の支持を得た。また、国立公園の魅力向上策としては、自然体験ツアーや自然観察会の充実(38.1%)や、地域の観光イベントとの連携(52.9%)が求められている。
情報源 |
内閣府 世論調査
環境省 報道発表資料 |
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機関 | 内閣府 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 自然保護 | 温泉 | 自然体験 | 国立公園 | 調査結果 | 持続可能な観光 | 若年層 | 観光名所 | ゴミ持ち帰り | 観光イベント |
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