TOPPANホールディングスは、バイオエコノミーの先導企業・ちとせグループ（統括会社：CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.、本社：シンガポール）と、2024年10月に資本業務提携を締結した。具体的な協業内容としては、ちとせグループの動物細胞株の工業的利用技術を活かし、TOPPANグループの3D細胞培養技術「invivoid®」の社会実装を加速させる。また、藻類由来のバイオプラスチックの開発・生産プロセスを共創し、リサイクル可能なパッケージの開発を目指す。―――ちとせグループは、幅広い生き物の育種・培養技術を有し、微細藻類、細胞、発酵、農業、腸内細菌など多岐にわたる研究開発を行っている。TOPPANグループは、独自の3D細胞培養技術「invivoid®」を活用し、がん診断・治療の個別化やクリーンエネルギーの生産モデルの検証などに取り組んでいる。今回の提携により、ちとせグループの技術とTOPPANグループの技術を融合させ、医療・医薬、食糧、エネルギー領域の事業を加速するという。
