東京都産業労働局とオーストラリア・クイーンズランド州(QLD)政府貿易投資庁は12月2日、グリーン水素を含むクリーンエネルギーの貿易・投資に関する協力について合意書を締結した。この協定は、持続可能な経済成長の促進、情報及び知見の共有、職員の育成及び交流を目的としている。──両者は、最大限協力的に業務を遂行し、相互利益と信頼に基づく連帯関係を発展させることに合意した。双方が定期的に協議を行い、具体的な取組内容および実施方法については別途書面にて取り決めるとしている。また、グリーン水素を含むクリーンエネルギーの社会実装化や職員の交流等に関する貿易・投資において協力を行うことが確認された。──今後、都はエネルギーの安定供給と脱炭素化を目指し、QLDとの越境協力を通じてグリーン水素関連プロジェクトの推進を加速していくと思われる。法的拘束力を持たず、当初の協定期間は2年間であるが、双方が書面により合意することで改正・延長が可能であるとしている。