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 JAMSTEC 南極海の海氷に見られる数十年規模変動の実態を解明

発表日:2024.11.08


  海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、南極海の海氷面積が80年から100年の周期で変動していることを明らかにした。長期の古気候データと大気海洋結合モデルのシミュレーション結果によると、南極海の海氷面積は1979年から2015年までわずかに増加していたが、2016年以降は記録的な減少を続けている。この変動は、南極海で西風が強まることで海の深い対流が強まり、亜表層の温かい海水が湧昇することによって生じることがわかった。また、西風の強化には、正の南半球環状モードと呼ばれる大気の変動現象が関わっていることも明らかになった。──南極海の海氷面積は2016年以降減少を続けているが、今後数十年かけて減少し、その後増加する可能性がある。引き続き、大気海洋結合モデルに将来予想される温室効果ガスの影響を取り入れ、南極海の海氷の将来予測を行うという。

情報源 海洋研究開発機構 プレスリリース
機関 海洋研究開発機構
分野 地球環境
キーワード 海氷 | 温暖化 | 南極海 | 大気海洋結合モデル | 将来予測 | 長期変動 | 古気候データ | 西風 | 深い対流 | 南半球環状モード
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