竹中工務店は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場内「大地の広場」にて、3Dプリンターを用いた『森になる建築』の構造体を完成させた。これは、生分解性樹脂を用いた世界最大の3Dプリント建築物として、ギネス世界記録TMに認定された。──「森になる建築」は、来場者が休憩等に利用できる仮設建築物として提供される。最先端技術と手づくりを融合させたこの建築物は、2024年8月から建設が進められ、2025年4月の完成を目指している。構造体には、伝統工芸の和紙や植物の種をすきこんだ「シーズペーパー」が使用される予定である。このプロジェクトは、竹中工務店の従業員によるアイデアコンペで最優秀賞を受賞した「Seeds Paper Pavilion」を具現化したものである。昨年5月から千葉県印西市の竹中技術研究所で試験が行われ、本年4月に実物サイズの出力試験に成功した。──今後は、和紙の外装工事や緑化工事が進められ、来年4月の完成を目指す。「森になる建築」は、使い終わった後に廃棄物とならず、未来の建築として森になることを目指してデザインされている。
情報源 |
竹中工務店 プレスリリース
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機関 | (株)竹中工務店 |
分野 |
ごみ・リサイクル 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 技術開発 | 大阪・関西万博 | 生分解性樹脂 | 和紙 | 3Dプリント | 仮設建築 | シーズペーパー | 緑化工事 | ギネス世界記録 | 持続可能な建築 |
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