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 令和6年度補正予算案：省エネ住宅支援強化とGX志向型住宅の普及

  国土交通省・経済産業省・環境省は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、住宅の省エネ化を支援するための新たな補助制度を創設した。ZEH水準を大きく上回る住宅（GX志向型住宅）、子育て世帯等を対象とする長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築に対する支援制度や、住宅の省エネリフォームに関する補助制度をワンストップで利用できる環境が整備された。──これらの新事業は、11月22日に「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」が閣議決定され、GX推進に関する取組みとして建物の断熱性向上や住宅・建築物の省エネ化が位置づけられたことを背景としており、令和6年度補正予算案に盛り込まれた。──国土交通省と環境省が実施する「子育てグリーン住宅支援事業」では、GX志向型住宅の新築や、子育て世帯・若者夫婦世帯を対象とする高い省エネ性能を有する住宅の新築への支援が行われる。さらに、3省が連携して高断熱窓の設置や高効率給湯器の導入などが支援される。──これらの補助制度は国会での補正予算の成立が前提となるが、成立すれば、民生部門におけるエネルギーコストの削減や環境負荷の軽減が期待される.