(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、地球深部探査船「ちきゅう」による平成22年度の統合国際深海掘削計画(IODP)研究航海の一環として、沖縄トラフ熱水域における深海掘削計画(沖縄熱水海底下生命圏-1)を発表した。同計画では、沖縄トラフ熱水域の熱水噴出孔周辺を掘削し、柱状地質試料(コアサンプル)を採取することにより、熱水活動域の海底下で活動している微生物群集の数および種類、さらにその生態系の実態を世界に先駆けて解明することを目指す。同調査で得られる知見は、現在の地球に残された地下圏における生態系の役割を明らかにするとともに、熱水中に高濃度に含まれるメタンの海底下での生成・供給メカニズム、あるいは海底下熱水鉱床の生成と海底下微生物群集の拡がりの関わりの解明に大きく寄与することが期待されるという。なお、実施期間は平成22年9月1日から10月3日までの33日間の予定。
情報源 |
(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
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機関 | (独)海洋研究開発機構(JAMSTEC) |
分野 |
地球環境 自然環境 |
キーワード | 生態系 | 微生物 | 海洋研究開発機構 | メタン | IODP | ちきゅう | 地球深部探査船 | 熱水噴出孔 | 熱水鉱床 | 沖縄トラフ |
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