国連は「生物多様性条約(CBD)」が採択されたことを記念し、1993年に『国際生物多様性の日』を定め、世界共通テーマに沿った取り組みの実施を呼びかけている。2025年現在、CBD加盟国数は196か国にのぼり、「国際生物多様性の日」は毎年5月22日とされている。今年の世界共通テーマは「自然との共生、持続可能な未来へ!」で、世界各地で生物多様性の保全や主流化に向けた普及啓発イベントが開催される予定だ。──本邦では、環境省が国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS OUIK)および金沢市と共催で、都市生態系再生と生物文化多様性に関するシンポジウムを開催する。このシンポジウムでは、都市生態系の回復と生物多様性の保全における市民参加の重要性について議論される。また、国際生物多様性の日の前後には、全国各地で様々なイベントが開催される。北海道では「春のバードウォッチング」や「森の新緑観察会」が行われ、宮城県では「杜の都の生き物語~清流の歌姫カジカガエルの観察会~」などが予定されている。277件の地域イベントが計画されており、地域の自然環境を楽しみながら学ぶ機会を提供している。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 環境保全 | 自然共生 | 市民参加 | 持続可能性 | バードウォッチング | 都市生態系 | 新緑観察 | カジカガエル | 地域イベント |
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