ダイキン工業は、米国子会社・ダイキンアプライドアメリカズ社を通じて、AIデータセンター向け冷却技術に強みを持つ米Dynamic Data Centers Solutions社(DDCS社)の買収に向けて基本合意したと発表した。DDCS社は、「サーバーラック単位での個別冷却技術」を有し、AI処理用途のIT基盤の高密度化に伴う発熱・電力消費の課題に対応する革新的なソリューションを提供している。
AIデータセンターは、従来のデータ保存・処理機能から、AIの学習・推論を支えるインフラへと進化しており、特に都市部における汎用推論型AIデータセンターの需要が高まっている。限られたスペースでの効率的な冷却が求められる中、DDCS社の技術は、サーバー単位でのリアルタイム解析・自動制御を可能にし、運転データの学習による最適制御を実現する設備マネジメントシステムを備えている。――ダイキンは、従来の業務用大型空調機器や制御技術に加え、DDCS社の個別冷却技術を統合することで、データセンター全体の冷却ニーズに対応するトータルソリューションを構築する方針である。今後は北米市場を起点に、グローバル展開を加速し、AIデータセンター分野でのリーダーシップ確立を目指すとしている。
情報源 |
ダイキン工業 ニュースリリース
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機関 | ダイキン工業(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 高密度化 | グローバル展開 | AIデータセンター | 個別冷却 | サーバーラック | 設備マネジメント | 都市型施設 | 空調制御 | トータルソリューション | 北米市場 |
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