国土交通省は9月30日、歩行空間ナビゲーションデータプラットフォームのオープンデータサイトを開設した。
このサイトでは、歩行空間ネットワークデータや、段差や勾配などのバリア情報を含む空間情報を公開している。――歩行空間ネットワークデータは、2024年度に改定された整備仕様に基づき、幅員・縦断勾配・段差などの情報をランク区分に変換した形式で提供される。これにより、段差を避けた経路検索やバリアフリーマップの作成、バリアフリーナビの構築などが可能となる。また、自動配送ロボットの通行可否判定にも活用できる。バリアフリー施設等のデータについては順次公開される。
同省が目指す「歩行者やロボットによる移動支援サービスの高度化」に資するために、多様なニーズに対応する情報基盤としての機能強化を図りつつ、誰もが安心して移動できる包摂社会の実現を目指すとしている。