生物多様性条約COP10/MOP5カーボン・オフセット事務局は、「生物多様性条約第10回締約国会議等におけるカーボン・オフセットに用いるクレジット」の公募結果を公表した。カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方。今回、COP10/MOP5の開催にあたり、自然エネルギーの活用等の削減努力を行ってもなお排出されるCO2を対象に、カーボン・オフセットに使用するクレジットを公募したところ、国内のオフセット・クレジット(J-VER)13件及び京都クレジット(CER)10件の応募があり、審査の結果、J-VER13件及びCER1件が採択された。これにより、合計26,571t-CO2eを購入し、カーボン・オフセットを実施することとなった。