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 川崎重工業(株)、「熱水式バイオエタノール製造技術」によるバイオエタノールの製造に成功

発表日:2010.10.06


  川崎重工業(株)は、「熱水式バイオエタノール製造技術」を用いて、稲わらを原料とし、自動車燃料として使用可能なバイオエタノールの製造に成功したと発表した。同事業は、農林水産省の「ソフトセルロース利活用技術確立事業」の一環として行われているもので、同社がバイオエタノールの製造および走行実証を、(社)秋田県農業公社が原料の収集運搬実証を担当している。同社は、平成21年11月に、秋田県潟上市に200リットル/日の生産能力を持つ製造実証プラントを設計・建設し、バイオエタノールの製造に取り組んできた。今回、同プラントで製造したバイオエタノールを使用して、自動車の走行実証試験を行い、自動車の安定走行と同エタノールが自動車燃料としての基準を満たしていることを確認したという。なお、「熱水式バイオエタノール製造技術」は、従来の糖化工程に用いられる硫酸や酵素を使用せず熱水を用いて糖化処理を行うことが特長で、製造コストの低減を実現するほか、熱水の条件を適切に設定することで、稲わら以外のソフトセルロースにも適用可能だという。

情報源 川崎重工業(株) ニュース
(社)秋田県農業公社 ソフトセルロース利活用技術確立事業のページ
機関 川崎重工業(株) (社)秋田県農業公社
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード バイオエタノール | 農林水産省 | バイオマス | 実証 | セルロース | 川崎重工業 | 酵素 | 糖化 | 稲わら | 秋田県農業公社
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