三菱重工業(株)は、白鶴酒造(株)及び関西化学機械製作(株)と共同で、同社の神戸造船所二見工場(兵庫県明石市)内で建設を進めてきたバイオエタノール製造実証施設が竣工し、本格稼動を開始すると発表した。同実証施設は、農林水産省のソフトセルロース利活用技術確立事業の一環(兵庫県ソフトセルロース利活用プロジェクト)として平成21年4月より建設を進めてきたもの。3社が持つ技術を活かし、同社が前処理・糖化工程を、白鶴酒造が発酵工程を、関西化学機械製作が蒸留精製工程をそれぞれ担当する。このうち同社の技術は、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で開発した水熱分解法と酵素糖化法を組み合わせた方式で、原料となるソフトセルロースを高温高圧の反応器内に連続投入できるのが特長。また、前処理・糖化工程において添加するのは熱水と酵素のみのため、プラント建設コストや維持管理コストの低減をはかることが可能という。
情報源 |
三菱重工業(株) ココにもMHI バイオエタノール
三菱重工業(株) 2011年の主な製品・技術事例 |
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機関 | 三菱重工業(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオエタノール | NEDO | 農林水産省 | 実証 | 三菱重工業 | 白鶴酒造 | 関西化学機械製作 | ソフトセルロース | 糖化 |
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